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豊田工業大学 研究センタースマートビークル研究センター

スマートビークル研究センター

2010年設立 センター長:下田昌利

知能数理研究室

教授 佐々木 裕

研究テーマ

  • 運転知識ベース構築
  • 運転免許試験問題の自動解法
  • 自動走行車における対話制御

主な研究内容

①運転知識ベース構築

完全自動走行車の公道走行を認可するためには、人間が運転免許を交付されるときと同等な安全性を持つことが保障されている必要がある。さらに、現実問題として、交通法規を守るだけでは十分ではなく、運転マナーにも沿った運転を実現する必要がある。これらを実現するためには、完全自動走行車が交通に関する十分な知識を有することが必要となる。知能数理研究室では、交通オントロジー(知識ベース)を独自に構築するとともに、交通オントロジーに基づく運転推論システムを実装し、実機を含めた走行実験を行っている。

②運転免許試験問題の自動解法

知能数理研究室では、交通知識ベースの品質を検証するひとつの方法として、運転免許試験問題を利用して、知識ベースが問題を解くのに十分な交通に関する知識を含むかどうかを判定する検証方法を世界に先駆けて提案している。具体的には、運転免許試験問題文をオントロジー問い合わせ言語SPARQLのクエリに変換し、正しい問い合わせ結果が得られるどうかを評価するアプローチを探究している。

③自動走行車における対話制御

完全自動走行車の運用を想定した場合、タクシーに乗車したときと同様に、正確かつスムーズに自動走行車と対話できる技術が必須となる。知能数理研究室では、知識構造に基づく質問応答技術を深層学習を用いて発展させることで、人間に近い対話を実現することを目指している。