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豊田工大Release

豊田佐吉翁の発明品「木製人力織機」で織った布を「日本遺産?有松」で紺染めに

2023.08.26

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職人の方と力を合わせ布を染め上げました

 名古屋の高台にある本学キャンパス。6年かけて行われた全面リニューアル工事が2020年に完了し、最後に完成した中央棟のエントランスに「豊田式木製人力織機」は設置されています。
 この「人力織機」は、豊田佐吉翁が23歳だった1891年、最初の特許を取得した発明品で、その実機をもとにトヨタ自動車の木型職人の方が復元したものを展示。佐吉翁のたゆまぬ創造への挑戦と創意工夫の精神を感じ取り、工学の面白さを知るきっかけとなることを目的とし、「工学スタートアップセミナー」という授業に「織機体験」を取り入れるなどして、「人力織機」は本学にとってシンボル的存在となっています。

豊田 佐吉 慶應3年(1867)~昭和5年(1930)
18歳の頃、「発明で社会の役に立ち、国家に尽くしたい」と立志し、独学で織機の改良を開始。「豊田式木製人力織機」の発明を皮切りに、得た特許は十数か国で総数200件を超えます。佐吉翁の遺訓「研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし」は本学の建学の理念になっています。

豊田工業大学のルーツ

建学の理念

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熟練を必要とせず、誰でも簡単に織ることを可能にした佐吉翁の発明品。でも、やってみると難しい...?

 「豊田式木製人力織機」で少しずつ織りあげた布を、先日ふたりの学生が「日本遺産?有松」に出向き、きれいなグラデーションデザインに染め上げ、学内ロビーに展示しました。

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(左から)学部3年生の岡本晴貴さんと学部2年生の廣瀬実優さんが挑戦。9/9?10開催予定の天樹祭実行委員として頑張っています!

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布を染料に浸す秒数を間違えるとグラデーションがうまく表現できないかも... 慎重にカウント。

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伝統工芸の現場「早恒染色」のみなさまと。「モノづくり」への思いを共有。

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ロビーのアクセントに。スクールカラーを意識したグラデーションもきれいに出ています。

「原点にふれる。情熱をつなぐ。」

「人力織機」で織られる布は、これからもさまざまなものへ活用したいと思います。

  • 9/9?10(土日)開催予定の天樹祭では、「織機体験」(定員あり、整理券当日配布)を実施します。詳しくは下記ページをご覧ください。岡本さんと廣瀬さんが染めた布も展示しますので、是非、天樹祭にお越しください。

[2023年度 第40回天樹祭ホームページ]
https://tenjusai.jp/