大学からのお知らせ
キャンパスでの教育?研究活動を継続させるために -学長メッセージ-(2021.4.21)
2021.04.21
令和3年度の新学期が始まり、3週間が経過しました。新型コロナウイルス感染症は第4波に入りつつあり、名古屋市にも、4月20日から5月11日までの22日間、「まん延防止等重点措置」が適用されています。そのような状況下でも、豊田工業大学は、本来的ミッションである「教育」と「研究」の活動を、できる限り平常時に近い形で継続してゆきたいと望んでおります。
学生の皆さんならびに教職員の皆さんにおかれましては、まん延状況が極めて厳しいことを十分に認識された上で、これまで以上に感染症への対策を徹底して頂き、本学にとっての中国足球彩票なミッションを、つまり皆さんにとっての中国足球彩票なミッションを、継続して果してゆけるように、是非、ご協力とご努力とをお願いしたいと考え、ここに学長メッセージをお届けする次第です。
本感染症の影響で、昨年度の前期当初には、学生の皆さんにも研究員の皆さんにも、在宅での学修と研究をお願い致しました。その後、第1次緊急事態宣言が解除されてからは、研究員の皆さんから、順次、研究を主務とする学生の皆さんにも、学内での研究活動を再開して頂きました。一方で、学修を主務とする1年生から3年生の皆さんには、後期も遠隔での授業をお願いせざるを得ませんでした。11月初めからは、曜日制限のもとで、キャンパスにお入り頂けることにはなりましたが、それでも大変に不自由をお掛けした1年となりました。
本年度は、1年生の全寮制は休止としつつも、基本的に対面形式での授業を再開しております。そして、4月19日(月)からは、2年生と3年生の皆さんにお願いしてきた曜日制限も全て解除することができました。しかし、残念ながら、これは我が国の感染状況が改善していることを意味する訳ではなく、状況は厳しいことを十分に認識して頂く必要があります。本学でも、勿論、必要な場面では、遠隔形式あるいは対面?遠隔併用形式へ移行できるよう準備は整えてあります。
今回の制限解除は、正に、学生の皆さんならびに教職員の皆さんが、各研究室での厳密な罹患防止対策をはじめとして、キャンパス内での感染症対策を徹底してくださったお陰であり、本学の全構成員の皆さんのご協力とご努力とに感謝しております。加えて、本学では、小規模大学という特徴を生かして、全教室において収容人数を座席数の半分以下とし、食堂のテーブルも全て一人用に入れ替えました。また、校舎内に赤外線カメラ式の検温装置を複数台設置しています。
今回の名古屋市での「まん延防止等重点措置」には、大学への遠隔授業要請は含まれていません。一方で、先んじて本重点措置が適用された大阪ならびに東京では、大学に対して遠隔授業の要請が出ております。関西で猛威を振るうN501Y変異ウイルスは、従来型に比べ感染力が1.5倍ほど高く、学生の皆さんを含む10代から30代の方でも発症し重症化しています。この理由で、大阪での第4波の罹患状況は急速に悪化しています。東京でもこの変異ウイルスの比率が既に拡大しており、やがて名古屋市でもそのようになると予測されています。大阪と東京では、第3次の「緊急事態宣言」の発出も、具体的に検討されています。
このような中でも、本来的ミッションである「教育」と「研究」の活動を平常時に近い形で継続してゆくには、学生の皆さんと教職員の皆さんに、感染症対策をさらに徹底して頂く必要があります。具体的には、本学HP、学務ポータルならびにメール等にてお願いしている通りです。日中も含めての不要不急の外出、県をまたぐ不要不急の移動、グループでの会食?飲食を、是非とも自粛頂くとともに、マスク着用や手指消毒等の基本的感染防止対策の徹底もお願い致します。
ご存知の通り、幸い既に快復しておられますが、本学構成員でもお二人が新型コロナウイルスに罹患されています。ご家族の罹患や、構成員が濃厚接触者あるいは要観察者になるケースも発生しています。本感染症は、本学にも入り込んでいるのです。さらに、変異型ウイルスが猛威を振るってもおります。本学構成員の皆さんには、ご家族のため、ご友人のため、大学の仲間のため、社会のため、ご自身のために、そして、大学の教育?研究活動を継続させるために、罹患防止対策をさらに徹底して頂けますよう、強くお願いする次第です。
開学40周年を迎えた本年度は、リニューアルされたキャンパスにおいて「学修」と「研究」の活動を推進して、「山椒は小粒でもピリ辛い」豊田工業大学の存在感をさらに高めてゆきたいと願っています。皆さん全員のご協力とご努力とを、どうぞ宜しくお願い致します。
豊田工業大学 学長 保 立 和 夫