豊田工大Release
成清 辰生 元教授に名誉教授の称号が授与されました。
2023.06.01
2023年5月1日付で、成清 辰生 元教授に名誉教授の称号が授与されました。
成清 辰生 元教授は1990 年4 月に豊田工業大学に助教授として赴任、1998 年に教授に昇任、制御システム研究室を主宰。2007 年4 月から2018 年3 月の間2 期11 年にわたり主担当教授を務め、2018 年3 月の定年退職後も特任教授として2023 年3 月まで引き続き教育と研究に尽力されました。
研究においては、位置や姿勢角のみでは記述されない拘束を受けた運動をする非ホロノミックシステムのための先進的で高度な非線形制御理論を構築し、ロボット等の実際の機械システムに応用することを中心に取り組まれました。
近年は、ますます社会的な要求が高まっている高齢化社会におけるQuality of Life を維持するための装着型パワーアシストシステム等の開発に上記研究成果を適用し,企業等とも連携して実用的なシステムの開発を精力的に推進。2013 年から2018 年まで、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成事業に採択された「難環境作業スマート機械技術研究センター」のセンター長として研究を強力に推進するとともにセンターの運営に尽力されました。
教育面では,学部ならびに大学院の電子情報分野を主としたカリキュラム設計および改善、そして、学部?大学院において、専門科目では制御工学の基礎から応用までや、工学基礎科目では確率?統計やその他の応用数学科目に関して、高度な学理を分かりやすく、熱意をもってご指導され、本学学生が論理的に考える姿勢に大きな影響を与えました。