豊田工大Release
情報通信研究室 平井 智史 さんが電気?電子?情報関係学会 東海支部連合大会で「IEEE 名古屋支部学生奨励賞」を受賞
2023.03.08
「令和4年度 電気?電子?情報関係学会 東海支部連合大会」において「令和4年度IEEE 名古屋支部学生奨励賞」を受賞
- 受賞者 豊田工業大学 工学部 先端工学基礎学科 4年 平井 智史 さん(情報通信研究室)
- 受賞日 2023年1月26日
- 賞の概要
令和四年度 電気?電子?情報関係学会 東海支部連合大会(2022年8月29日~30日、オンライン)[1]において、「発表当日35歳以下の会員(申請中を含む)で特に優秀な論文発表者」(「講演申し込み」websiteより)に贈られる賞[2]。
[1] 東海支部連合大会HP https://www.tokai-rengo.jp/[2] IEEE名古屋支部HP https://ieee-jp.org/section/nagoya/category/award-comittee/student-encouragement-award/
研究内容
この発表では、準巡回符号の性能評価を行いました。誤り訂正符号とは、デジタル通信の伝送路において情報を送るとき何らかの原因で情報の一部が変わってしまった場合、その誤った情報を訂正、または検出する技術です。この技術は、QRコードや5G通信などに応用されています。実験ではニューラルネットワーク復号器を用いて異なる符号長の準巡回符号の性能評価を行いました。一般に誤り訂正符号の性能は最小距離が大きいほど良いと言われていますが、本実験の結果から、確率的復号法によって復号する場合、最小距離以外の検査行列の構成も性能に寄与している可能性があることがわかりました。
受賞者のコメント
この度はこのような賞をいただき、驚きつつも嬉しく思っています。松井先生には、自分がやりたいといったテーマを進めるために、方向修正や発表までのきめ細かなご指導をいただき、感謝申し上げます。また、研究室のメンバーには実験のためのアドバイスをしていただくなど手厚い協力もあり受賞できたことをこの場を借りてお礼をいいたいです。今後もこの経験を活かして会社での業務に取り組みたいと思います。
IEEE 名古屋支部学生奨励賞の賞状および副賞